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【マニアック】他では紹介されていないおすすめSF漫画5選【隠れた名作】

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漫画作品を紹介したブログは沢山がるが、その中でもあまり他が紹介しないようなマニアックなSF作品を5つに絞って紹介。タイムトラベル、異星人、宇宙、サイバーパンクといったワードにピンときたSF好きには一度見てもらいたい。

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Sprit of Wonder

作者:鶴田謙二

期間:1986年8月~1994年11月

巻数:全1巻

SF好きのロマンが凝縮された一冊。10年かかってようやく1冊にまとまったのだから当然といえば当然である。0~11話の全12話で構成されている。

水没都市、瞬間物質移動装置、永久機関、タイムマシン、エーテル理論、空間反射鏡と心揺さぶるSFワードが作品詰め込まれている。

西洋の港町ブリストルの中華料理屋の女主人チャイナさん。店の2階には博士と助手ジムが下宿している。ジムは月の石で作った指輪をプレゼントし、月にHAPPY BIRTHDAYのメッセージを残してお祝い。だけど、チャイナさんはその指輪を壊してしまう。そこでジムは前述したトンデモ化学装置を使って、チャイナさんを元気づけようとするのだが……

SF好きにはぜひ一読いただきたい、SFの教科書的作品であると思う

惑星さんぽ

作者:toi8

発売:2011年2月

巻数:全1巻

イラストレータ兼アニメータさんの漫画作品。8つの銀河で出会う9人の少女奇譚集。水彩画のようなタッチで描かれいるが、書き込みが非常に繊細。表紙を見ていただき好みが合えば買いだと思う。漫画というよりは絵本に近い作品かもしれない。基本的に1話完結で、話の内容ものんびりしている。こういったところが絵本の印象を受ける要因かもしれない。

NieA_7

作者:安倍吉俊

期間:1999年10月~2001年2月

巻数:全2巻

大量の異星人が移民してきた未来の日本が舞台。地球人の大学生まゆ子と異星人ニアの2人の少女の共同生活をコミカルに描いている。

作者の安倍吉俊さんの作品はダークなものが多いが、こちらの作品は対して明るい雰囲気で、よくある脱力系の日常が描かれている。ただ一部にシビアな表現もあり、例えば作中の異星人たちは地球人によって階層が定められており、主人公のニアは最下層の_7(アンダーセブン)に属している。最下層の異星人はスラム生活をしいられ、現実の移民問題を風刺するような描写もある。

ブレーメン

作者:川原泉

期間:1998年~2004年

巻数:全5巻(文庫版全4巻)

時は大宇宙時代、人手不足の人類はバイオテクノロジーを駆使して、人間と同程度の体格を持ち、種の特性は生かしつつ知能を向上させた働く動物たちブレーメンを生み出した。要はどうぶつの森の登場人物たちのようなイメージである。

そんな折、船長キラ以外のすべての乗務員をブレーメンにした大型輸送宇宙船が様々な銀河を渡り歩く中でトラブルに巻き込まれるといったストーリー。

作者の川原泉さんの絵のタッチは非常にほのぼのとしたものであるが、作品の中に込められたテーマが非常に哲学的。哲学的なテーマを、作者の画風により読者の敷居を良い意味で下げている。

攻殻機動隊

作者:士郎正宗

初出:1989年5月

巻数:全3巻

脳と脊髄以外を人工器官とマイクロマシンを用いたボディに移植した義体化を行った人間や、サイボーグ、アンドロイドなどが混在する世界で、テロや犯罪等を防ぐための組織「公安9課」の面々の活動を描いた作品。

サイバーパンクの金字塔。アニメや映画が有名な作品ですが、ぜひ一度原作漫画も読んでもらいたく紹介。原作では主人公の草薙素子がアニメや映画と比較して大きく性格が異なる。あと少しエッチ。書き込みが非常に細かく緻密。セリフで説明するのではなく、必要なことは絵に書いてあるといった印象を受ける。あと少しエッチ。